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石破幹事長、特定秘密保護法案反対デモを”テロと同等”と批判 [社会問題]

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 11月30日、特定秘密保護法案に反対する市民のデモについて自民党の石破茂幹事長が、”大音量で絶叫することはテロ行為と変わらない”と批判したと報道されました。

 これは、石破幹事長が自身のブログで発したコメントで、これに対し、”政治家としての資質を疑う”などの批判が続出しています。


 デモや抗議行動については、憲法で保障されている(集会・結社・表現の自由)ものです。

 そして、デモ活動は、当然平和的に言葉によって主張するものであり、無差別的に暴力行為を行なうテロとはまるで異質なものです。

 政治家は、直接国会に出席し意見を言うことのできないこれらの国民の意見を真剣に受け止めるべきだと思うのですが、 その声を”テロと同等”と言ってしまうことには本当に呆れてしまいます。

 国際的に犯罪として位置づけられている”テロ”と、国際的に保障されている”デモ(平和的な抗議行動)”を同一視する見識はいかがなものかと思います。

 ある識者は、今回の件について、かつて中国で起きた天安門事件を引き合いに出し、”当時の中国政府と変わらない考え方”と痛烈に批判しました。

 まさに、民主主義を完全に無視した発言です。

 民の意見を取り入れてこそ、民主主義でしょう。

 現状では、政権与党の独裁政治です。

 今回の件で、石破幹事長がそのような意識を持っているとはっきり明らかになりました。

 声を大にして主張することは、それだけ多くの人に聞いてもらいたいからです。

 ある地域で限定的に行なわれるデモの声は、静かにしていては誰にも届かないでしょう。

 だいたいが、それだけ国民は怒っているということです。

 もともと、自分達が充分な審議も行なわず、野党の声にも耳を貸さず強硬に採決したことに問題が生じたというのに、民の怒りの本質を理解していないのでしょうか。

 今回の発言は、この怒りの火に油を注ぐことです。

 近年、アメリカやEUが積極的にデモ活動を擁護しているのに対し、この国の政治家の考えは時代遅れ甚だしくまったく情けないものです。

 このような考え方を許していたら、日本の将来は”戦前”に逆行してしまいそうで本当に恐ろしいです。




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聖夜

子どもに悪い特定秘密保護法ができると楽しくない人生になってしまう。
口をつぐむ、という形で社会萎縮させる。
特定秘密保護法が拡大解釈される危険性はめぐえず、子どもの将来が楽しくないものになる。
by 聖夜 (2013-12-01 17:06) 

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