インフルエンザワクチン、接種しても感染を防げない

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　９日、インフルエンザワクチンの効果について、興味深い報道がありましたのでご報告いたします。

　これによると、インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザの感染を抑えることはできない。しかし、インフルエンザワクチンには発症を抑える効果があり、重症化を防ぐ可能性があるとされています。

　通常は発症しても１週間程度で回復するインフルエンザですが、重症化すると肺炎やインフルエンザ脳症を発症し、最悪の場合死に至るとされ、特に幼児はインフルエンザ脳症にかかる危険性が高く、何らかの基礎疾患を持っている人や体力のない高齢者などは、重症化する可能性が高いということです。

　ワクチンの接種は、インフルエンザに感染してもその発症を防いだり、このような重症化を防ぐ可能性があるということですね。

　しかし、６５歳以上の健常な高齢者についての研究では、約４５％で発症を阻止するに留まっています。

　また、インフルエンザワクチンは、対象となるインフルエンザの型にしか効果がなく、他のウイルス性の風邪や鳥インフルエンザなどにも効力を発揮しません。

　また、ワクチン接種によって、重い副反応があらわれることもあるようです。

　ワクチンに対するアレルギー反応や、倦怠感、頭痛などがあり、死亡例も確認されています。

　このように効果は限定的で、１００％ではないのですが、ワクチンを接種することで、前述のように、発症を阻止したり、重症化を防止できる可能性もあります。

　ワクチンを接種すれば、感染しないと思っている方も多いと思われますが、このような誤解をし、不摂生などをしていると発症する危険は常にあるということです。

　だからといって、ワクチンの接種を受けなければ、感染から発症に至り、場合によっては重症化する可能性もあります。

　ワクチン接種による副反応も報告されていますから、”気軽に”とはいきませんが、多くの方が、ワクチンを接種していたから発症せずに、または重症化せずに済んでいるということも事実です。

　インフルエンザワクチンの接種は良く考えて各自の責任でということですね。

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タグ：インフルエンザ ワクチン 効果