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狂牛病による疾患感染者、英国に30000人の可能性 [ニュース]

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 16日、英神経病理学研究所のチームによる調査により、英国で最大3万人が、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に感染している疑いがあることが判ったと報道されました。

 変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は、牛海綿状脳症(BSE)に侵された牛を食べると発症する危険があるとされ、英国ではこれまでに177人、英国以外で49人の感染が報告されています。

 これまでの研究では、感染者でありながら発症していない人が英国内に15000人程いると考えられていましたが、今回の調査で、倍の30000人が感染しながら発症していないのではないかという計算になったということです。

 また、潜伏期間は8年と考えられていましたが、原因となるプリオンが複数以上あることが判明し、さらに長い潜伏期間を経て発症する危険があることも指摘されています。


 狂牛病に侵された牛を食べて発症するとされる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は、各国の食用牛の検査の徹底により、最近はほとんど耳にしなくなっていました。

 日本でもかなり厳しい管理がされていますから、牛を食べて感染することはまず無いと考えてよさそうです。

 しかし、この病の恐ろしいところは、感染者の血液から感染する可能性があるということです。

 例えば、感染者が献血をした場合、その血液の検査では原因のプリオンは検出されないということですし、通常行なわれている医療器機の滅菌処理でもこのプリオンは破壊されないということです。

 したがって、未発症の感染者が知らずに献血などをすれば、その血液が輸血されることで感染が広がり、また何らかの医療行為で器機が感染者の血液によって汚染されれば、それも感染の拡大につながるということになります。

 専門家も、この病は過去の疾患ではないと言っています。

 これからも発症者が出る可能性があるということです。

 すでに英国には30000人の感染者がいるかも知れないわけです。

 世界中に広がる前に、早急な対策を講じていただきたいものです。



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