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高速増殖炉もんじゅ、無期限使用停止命令 [ニュース]

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 13日、原子力規制委員会が日本原子力研究開発機構の”高速増殖炉もんじゅ”に対し、無期限使用停止を命じる方針を決定したと報道されました。

 これは、原子炉等規正法によるもので、約1万個の機器について内規に違反し点検を怠ったことが原因です。

 安全管理体制が確認されるまで、無期限での使用停止ということになります。

 もんじゅは、2010年の核燃料交換装置落下事故以降、運転停止状態になっています。

 今回の決定により、日本原子力研究開発機構の目指していた今年度中のもんじゅの運転再開は実質不可能となりました。

 高速増殖炉は核燃料サイクルを実現するための要といわれ、各国で研究開発されていますが、従来型の軽水炉にはない様々な問題を含んでいるため実用化が難しいとされています。


 もんじゅは、1997年にも虚偽報告を国に指摘され、1年間の運転停止を命じられています。

 今回の約1万個にも及ぶ点検放置は管理の杜撰さが相変わらずだということを物語っています。

 自民党の公約に原発の再稼動が盛り込まれるということですが、東京電力も含めて現場の管理体制や、意識の低さが心配でなりません。

 経済のことばかり机上で考えているようでは、第2第3の悲劇が必ず起こります。

 国民の安全を第一に考えて、完全な安全が保障できないのであれば、中止にするべきです。

 これは、設計図だけの話ではなくて、それらを管理する人間にも問題があるということを含めて考えなくてはなりません。

 通常の取り扱いでは安全であるとしても、人間は必ずミスをします。

 この問題をクリアできなければ、原発再稼動は決してするべきではないと思います。





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